グッピーの遺伝子 最終更新日:2006年1月

きらびやかなグッピーも、そのひとつひとつの輝きは遺伝子による発色です。グッピーは人間と同じXY型の遺伝子を持ち、1対2本の性染色体と22対44本の常染色体から構成されています。性染色体に何も無く、常染色体が全て優勢ホモであれば、グッピーの体色はメダカの親戚になってしまいます。
遺伝子は全て解明されているわけでは無く、だからこそ面白いのであって、全ての謎が解ける日が来たら、グッピー愛好家は激減することでしょう。

恐らく遺伝子の中には、色の表現ばかりでは無く、尾ひれをエッヂの効いた三角に整えるものや大きく開かせるものなどもあるはずで、それが単独であるのか他の遺伝子に付随するものか遺伝子同士の組合せによって生じるものなのかは分かりません。分からないから面白い。ですよね?

分からないことを、わたしのよーな初心者同然の人間が説明するとゆーのは非常にバカげたことなので、当サイトでは遺伝に対してほとんど触れていないわけですが、単純に異種交配すれば、上半身はそのままオスの体、下半身はメスの体を持ったグッピーが出来ると信じ込んでる人すらいるようです。全てを常染色体で理解しようとする人や、単なる興味本位から思いつきの交配結果だけを聞こうとする人など、変な質問が多いので、一応当サイトの免罪符として、代表的な遺伝子に絞り、その羅列にのみ終始したいと思います。

交配は、まず自分でやってみて下さい。その前にメンデルの法則くらい覚えて下さい。「メンデルの法則」でweb検索すれば、山のようにHITします。元々メンデルの法則はエンドウ豆の法則ですから、HITするのはグッピーサイトに限りません。限りませんが非グッピーサイトに書かれた説明のほうが分かりやすかったりしますよ。グッピーは全てメンデリズムに沿った遺伝をするわけではありませんが、知っているのと知らないのでは大違いですし、それ自体は難しいものではありません。


グッピーは人工的に作られた不自然な熱帯魚です。自然の中で生活出来るようなものではありません。グッピーは劣性遺伝子と突然変異のかたまりなのです。

優性=現れやすい形質  (優生=優れている、優秀 という意味の類似語がありますが無関係です)
優性の反対が劣性です。現れにくい形質、という意味であって、劣っているという意味合いは全くありません。
ただ、自然界にあってはやはり淘汰されていくものでしょう。突然変異などでたまたま出現した劣性遺伝子を丹念に拾い上げ、固めて行ったのが現在の改良品種であるグッピーたちなのです。

グッピーが発見されたのは、1850年代半ばのことです。後にポエキリア・レティキュレータと名づけられ(統一され)ましたが野生品種であり、美しい発色は髄所にあったのでしょうけれど、大きな尾ひれも長い背びれも持ってはいませんでした。グッピーの遺伝の研究は1930年頃から始まっていたようで、第二次世界大戦の頃まではイギリスとドイツが中心、ドイツ移民と共にブームの中心はアメリカに移りました。その後は旧イギリス領だったシンガポールが中心となり、日本の庶民がグッピーを飼えるようになったのは1950年頃だったようです。グッピーの発見から100年近く経過しています。て違う話になっとるやんっ。

それでは僭越ながらテキトーに。(だって知らねーもん)

その前に、遺伝子の基礎知識はこちら 「染色体とゲノム、DNAと遺伝子」 で。興味ない人はすっとばしてOKです。

性染色体上の遺伝子

簡単にいうと、グッピーの性を決定する遺伝子です。性染色体はY型とX型で構成されていて、オスはYXという2つの異なる遺伝子を持ち、メスはXXでX型を二重に持っています。Y型遺伝子はオスからオスへのみ遺伝します。オスのカラフルな発色の多くやメラニンスポットは、このY型遺伝子によるものです。

一組のグッピーペアは1つのY型、3つのX型遺伝子を持っているわけで、Y型はオスからオスへのみ伝わりますが、X型は交配のたび、雌雄を移動しますので、この3つのXは同じもので構成されていないと、通常は品種として認められません。1つの性染色体に複数の遺伝子が表記される場合はあります。染色体は遺伝子のかたまりですから。

YにもXにもある性染色体 
タキシード
モザイクモザイクタキシードの謎グラス

YとXはそれぞれ違うものですが、なぜかしらYにもXにも存在する遺伝子があります。中でもタキシードとモザイクの二つは他の遺伝子より優先してその効力を発揮します。非常に影響が強いです。逆説的な言いかたをすると見た目がはっきりしているわけで、立て直しや相方が無く1匹になってしまった種の存続などにも使ってみたくなります。だって見た目の違うやつが分離したらビンゴでしょ。え?違う?(汁)

Y染色体上の遺伝子 
メタル、プラチナ、ジャパンブルー、ラズリー、プラチナジャパンブルー、オールドファッション
コブラ、ピンクホワイト、ギャラクシィ

オスからオスへ限性遺伝します。

X染色体上の遺伝子 
レース、レッドテール・ブルーテール・パープルテール・オレンジテール
ヘテロモルファ

オスは1本、メスは2本のX染色体で構成されます。

常染色体上の遺伝子 
アルビノ、ブルー、ソリッドリアルレッドアイアルビノ、ゴールデン、タイガーヴァイオレット、ピングー

体色に限って話をしますと、常染色体上にある遺伝子は、2つ1組が共に劣勢で揃わないと表現されません。

グッピーの常染色体は通常、AABBGGRRというようにアルファベットの大文字で表記される優性遺伝子で揃っています。この表現は野生体色、要するにメダカ色です(性染色体による遺伝は考慮しない)。ところが劣性遺伝子が1組揃ってしまった時、その表現は異なったものとなります。

表記上はaabbggrrとなり、表現はアルビノゴールデンタイガーブラオですが、四重劣勢のグッピーが産まれる確率は1/4x4x4x4というとんでもないものになってしまうのでいるわけありません。そもそもタイガーなんて全然一般的な遺伝子では無くなっているよーな気が・・ま、まあいいです。話がまたそれてしまいました。

AAのように優性遺伝子で固まっている場合を優性ホモ、aaを劣性ホモといいます。Aaのように、優性劣性の遺伝子を1つずつ持っている場合はヘテロと呼ばれます。この場合、表現は優性と同じ野生体色ですが、Aa同士の交配では、理論上1/4優性ホモ、2/4ヘテロ、1/4劣性ホモの仔が産まれます。

グッピーの美しい発色は((多くの例外を除くと))性染色体上の遺伝子と常染色体の劣勢ホモによって表現されます。


常染色体、性染色体のどちらにも共通することですが、体色に関するものに限らず、各ひれの形状に関わる遺伝子も存在します。具体的に言うと、性染色体上のエロンガートゥス(El)、常染色体上のエロンゲイテド(Fa)などの遺伝子です。

優性形質であれば常染色体に1つあるだけでも表現されます。形状の他、ゼブリナス(Ze)のような柄も優性遺伝する常染色体ですし、知っている限りのことはご紹介しようと思っていますけど・・いつになるやら。忘れそうで。(笑)

TOP  BACK



web design!! hosting service (~\500/m)

。レ・オ・、・ネハトコソ、ホ、ェテホ、鬢サ。ロ

this page is mirroring page or withdrawal from mannequeen.net users page