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タイトル 公開 監督 出演 脚本
ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃 2001 金子修介 新山千春・宇崎竜童他 長谷川圭一他
「怪獣王ゴジラ<海外版>」 1956 テリーモース他 レイモンドバー他 オル・C・ワード他
ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET 2002 北浦嗣巳 杉浦太陽・風見しんご他 長谷川圭一他
「怪獣総進撃」 1968 本多猪四郎・有川貞昌 久保明・小林多岐子他 馬淵 薫
ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 南海の大怪獣」 1970 本多猪四郎・有川貞昌 久保明・土屋嘉男他 小川英
「007は二度死ぬ」 1967 ルイス・ギルバート 丹波哲郎・若林映子他 ロアルド・ダール
「修羅雪姫」 2001 佐藤信介・樋口真嗣 釈由美子・伊藤英明他 佐藤信介・国井桂
「マタンゴ」 1963 本多猪四郎・円谷英二 久保明・水野久美他 木村武
「エレキの若大将」 1965 岩内克己 加山雄三・星由里子他 田波靖男
「アルプスの若大将」 1966 古澤憲吾 加山雄三・星由里子他 田波靖男
「ゼイラム2」 1994 雨宮慶太 森山祐子・蛍雪次郎他 雨宮慶太他
「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス」 2003 北浦嗣巳 杉浦太陽・吹石一恵他 長谷川圭一他
「あずみ」 2003 北村龍平 上戸彩・オダギリジョー 水島力也他


ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」(2001)

なんちゅーだっせータイトル! 最低だ。バラゴンが抜けてるし。(お約束?)

ハリウッド版エメリッヒGODZILLAの不甲斐なさに、平成ガメラシリーズの監督・金子修介を迎え、東宝がヤケクソで製作した?「それでもやっぱり平成版の最高傑作」です。本編中で「アメリカに出たゴジラを本当のゴジラと日本の学者は認めてない」とか言ってるし。惜しいことにガメラシリーズとどちらが良く出来ているかというと、ガメラなんだよなあ。

日本へゴジラを上陸させ、どのように続編へ繋ぐか。これは難しいですね。
ゴジラはいつも無目的に現れて去っていく。海から現れ海へ去って一区切り。なにしに来たのよ?ヲタク監督とヲタクな脚本家はそんなこと考えてもいないし、東宝だって所詮子供映画と割り切ってるから興行収入しか考えていないのね。でなきゃ、金子を監督にしてハム太郎と併映なんかしないよね。ガメラの内容を見たわけでも無く、期待もしてなかったのでしょう。

この映画も1954年ゴジラの続編という形をとっています。間の作品は一切無かったとゆーことで。
半世紀ぶりにゴジラが蘇るわけですが、今回のゴジラは、前作で死んだゴジラに太平洋戦争で散っていった兵士たちの残留思念が宿った「悪霊」です。怨念が相手ですから通常兵器は効きません。迎え撃つのはなんと「護国聖獣」たち。大和の倭人に退治され眠りについていた、日出ずる国を護る怪獣たちです。護国とは、人を護るわけではなく、土地を護るという意味ですね。
こういう設定があるだけで随分見やすくなります。ウロウロした挙句、本能とやらで引き合って戦い帰って行かれても「結局キミら、なにしに来たの?」で終わっちゃうから。

だからといって、兵士の悪霊がなんで今頃実体化するんだよ?とか、悪霊は天本英世と護国聖獣の方だろとか、悪霊にドリルミサイルが効くのかっとか、大量にツッコミ出来るお寒い内容ではあるのですよ。

悪霊なので、今回のゴジラは物凄く怖いです。明白な悪意を持って人間を殺しまくる。これが「ゴジラヲタク」からそっぽを向かれた理由なのかもしれません。今は無き「清水市」を全滅させる描写は凄いです。通り過ぎてから尻尾が襲ってくるし、振り向きざまに放射能光線を浴びせる。で、遠くから見ると、キノコ雲が上がってるのね。すっげーです。破壊王でも橋本真也と格が違うぜ。

あまりにもチビッコなバラゴンとの闘いも、ゴジラの残忍さが出て良い。
今回の怪獣は、相手もゴジラも噛み付きまくるので、組合っても咬まないゴジラシリーズでいつも感じる、おめーらの口は何のためにあるんだーっというイライラも解消。ゴジラの造型がカッコ悪いけど、力は強そう。馬のかぶりものあるでしょ?首の部分がくりぬいてあって顔が出せるやつ。朝青龍がかぶりものしたら今回のゴジラですね。(をいっ) 着ぐるみ自体は全然進歩してません。

バラゴンガンバレー!と応援するも、ボロクソにやられて息の根止められちゃう。今回のゴジラ、尻尾がとにかく強烈です。
護国聖獣で一番良かったな、バラゴン。モスラとキングギドラの代わりに、バランとヤマタノオロチだったら最後まで違和感無く見れたのに。モスラにしても、キングギドラにしても、設定が今までと違いすぎて応援出来ないのね。モスラの長く伸びた肢もなんか気持ち悪くてヤだ。お尻の部分が前に動くところもヤ。

モスラが羽を広げて、自ら盾となりギドラを護るところ、ギドラがキングギドラとして覚醒するところは最高に格好良かったです。(思いっきりエヴァっぽいけど) ベイブリッジで海中の闘いがダレちゃたのは残念。最初のテンションで最後まで押し切れなかった。大体、キングギドラで海中戦なんてムリだよ。羽はでかいし、電撃で全員感電しちゃうぢゃん。

ドラマ部門では、防衛庁の会議に全然リアルさが無くて、誰も軍人に見えませんでした。
宇崎竜童の起用は失敗だったんじゃない?他に誰だったら良かったのかって聞かれても思い当たらないし、大和田伸也にしても村井国夫にしても軍人ぽく無い。演出が悪いのかな?
ただ一人、横浜の場面に出演した、防衛軍陸上幕僚部中佐役・角田信朗だけは良かった!セリフは少ないんですが、彼の目は戦う男の目だ。さすがK−1ファイター。

この映画が意外とつまらなかった原因のほとんどは、主演・新山千春の撮りかたにあると思います。
CGがやたらチャチいことも、内容がちょい寒いことも、宇崎竜童が日本を背負っていないことも、新山千春に比べたら小さいです。

新山さんは、決して下手とも思えず、ブサイクとも程遠い女性なのに、この撮りかたはなんだろう?愛がこもってないのよ。
CUTEな衣装を着せてあげるとか、設定上無理なら逆に汗まみれにしてみるとか(あれだけ自転車こいだんだし)、もう少し綺麗にでも可愛くでもセクシャルにでもいいから、スクリーン上で輝いて見えるよう気を使ってあげていいと思う。

外見だけでなく、映像からは、上昇志向も、プライドも、父が命を賭け戦っている祖父母の仇を自分は報道で伝えるという思いも、全く伝わっては来ない。天野老人の催眠暗示で動いているよーにしか見えないね。扱いがサコキャラだ。無線で父・宇崎と交わす会話が良かっただけに残念。

「ガメラ1」で中山忍に魔法をかけ、「ガメラ3」で、逆に前田愛にメロメロになってしまった金子監督。東宝からの押し付けじゃ気に入らなかったんでしょうか?誰が見ても、この作品中、最も魅力的な女性は誰?て聞かれたらこう答えるでしょう。「篠原ともえ」と。(ちょっとしか出てないが)

篠原をあんな風に撮れるんだったら、なぜ新山は撮れない?てゆーか良いとこ引き出そうって気、全くねーじゃん。
ともかくヒロインに魅力が無かった。これが最大の欠点だと思います。

「ガメラ3」で失敗こいた延長のような「護国聖獣」ですが、今作ではあまり気になりませんでした。金子原案では「バラゴン・バラン・アンギラス」だったよーですが興行的見地から却下。地底怪獣バラゴンの他は、南海の守護神と宇宙怪獣に変更されました。
アンギラスて日本の怪獣でしたっけ?護国てそーいう選び方ぢゃなく?

他の平成&ミレニアムゴジラとは本質的に異なる作品ですが、特技部分に関するスピリットだけはとにかく素晴らしい。正に平成のゴジラと呼ぶにふさわしい唯一の作品ではあります。音楽は本当に良い!

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「怪獣王ゴジラ」(1956)

たまげました。以上。(をいっ)


本作は、本多猪四郎・円谷英二両監督の「ゴジラ(1954)」を全米向けに再編集したものです。存在自体は知られているけれど、意外と見る機会はなく、レイモンド・バーという俳優の出演する場面をちょいと追加したヴァージョンかな、くらいに思っていました。

ところが! なんと、このレイモンド・バー、最初から最後まで出っ放し!全ての場面に居合わせてるではありませんかっ!
彼一人ではなく、芹沢博士の代理という人やら、自衛隊の専属官のよーな奴やら、一緒に写ってる農民、病人、一般人、報道関連の人までわけわからん日系人がいっぱいで、時にたどたどしい日本語をしゃべったりもします。母国の上司や他の国の特派員なども出ました。

形としては、芹沢教授の友人であるアメリカの特派員が日本へ私用で遊びに来たところ、なぜか警察やら自衛隊から見込まれて連行され、一連のゴジラ騒動にずっと立ち会い続けるというストーリーになっており、特派員から見たドキュメンタリーという形式の映画です。

もちろん、アメリカで撮影された部分と元の映画を編集で繋げているわけで、色のトーンも違うし画面の粗さも違います。
実際の登場人物とレイモンド・バーは同一フレームに収まったりしません(出来ません)ので違和感ありありですが、そこはそれ、どうしても必要な場合、レイモンド・バーは正面を向いて、登場人物(に似せた服装と髪型の日系人)は後姿のみ写して会話をします。その後、立ち去る登場人物の場面をインサートしたり編集も巧みではありますが、無理やり映画に入り込むのですから不自然きわまりないです。登場人物は、普段日本語ですが、重要なシーンでは英語になります。(もちろん吹き替え)

オリジナルが97分であるのに対し、こちらは80分。しかも1/3くらいレイモンド・バーが出ているぞ。
てことでお分かりかと思いますが、結果、見たくも無いレイモンド・バーばかりを見続けてしまうこととなり、映画自体はズタボロに編集されまくりだ。日本人俳優は、誰が誰やらよく分らんまま終わります。芹沢博士(平田昭彦)がなぜアイパッチをつけているか全く分らないし、宝田明は水夫ということになっているけど、河内桃子との三角関係だけはとりあえずレイモンド・バーが説明するので分る。山根博士(志村喬)なんかザコキャラだね。

どうせ日本語なんか分るまいとばかり、ゴジラの痕跡が現れる前から、山根博士のゴジラがどうこうという会話があったりして、日本語が分るだけに興ざめといいますか。(笑) 逆にレイモンド・バー側の日系人がしゃべる日本語は痛すぎて聞いていられない。(泣)

ゴジラ誕生が水爆の影響であることは本編中に語られていますが、反戦メッセージや戦争の傷跡などは一切カット。
太平洋戦争終了から9年、元は、ビキニ環礁での原爆実験による第五福竜丸被爆事件が起った年の映画ですから、原爆場面ももちろんカット。この事件がきっかけで作られた映画のはずなんですけど。

ゴジラって戦時災害そのものの描き方をされてるわけですし、レイモンド・バーも倒れて病院の廊下で寝かされていたりしますが、それはゴジラ通過後の現象としてだけ描かれ、とりたてて反戦や原爆反対などのメッセージはありません。山根博士のラストメッセージも無し。

ショックでした。
なにがショックって、スピルバーグやルーカスが大感激し深く影響を受けた「ゴジラ」が、これのことだったとは。可愛そうだよキミら。

レイモンド・バーの声は良く分かるんですが、日本人俳優の声は潰れてて全然分らなかった。ま、重要なシーンは英語になるわけで問題無いですけどね。伊福部音楽には感動しました。

もし「ゴジラ」(1954)を見ていないなら、先にこれを見てはいけません。
にしても、素直にビックリしました。本当にアメリカ人が主役というか進行係の映画になっていた。ここまでやるかっ。
編集版というよりは、元作品の特技部分を使った創作に近く、そーいう意味では逆に凄いかもしれません。

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「ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET(2002)

ふと気になってウルトラマンを借りてみました。
ウルトラマンコスモスというTVを見たことは一度もありませんが、主人公である杉浦某の恐喝・傷害事件と、限りなく灰色の結末は覚えております。実はこの映画、その真っ只中にあって公開が危ぶまれていた作品。ですから同じ映画なのに、杉浦某の「ほぼ」出てない13歳少年編というヴァージョンが存在するんですね。もちろん、そちらを借りてみようと思って気が向いたんですが、あいにく貸し出し中だったので断念。無事公開された通常版を見ることになりました。

TV版を踏襲した内容でしょうし、思いっきり子供向けの映画なので、脚本がどうのとか論評したくないです。
子供向けの映画が存在すること自体日本独自の文化で、欧米には無いものです。お母さんに手を引かれ映画館デヴューするのって、とても素晴らしいことですよね。だからこういう映画はむしろ誇りにして良いのだと思います。

しかめっつらした総理大臣やら官僚やらが薄い会話を延々と続ける、大人向けなのか子供向けなのか作ってるほうも分っていないゴジラ映画より、はるかに的が絞れていて好感が持てます。

CGを多用した特技も、お金が掛かってなさそーな割に、ある面ゴジラ映画より遥かに進んでいて良かったです。
凶悪な宇宙怪獣スコーピスが何十体も地球を襲って来て、迎え撃つのは2体の海底怪獣レイジャ。このレイジャという怪獣は、スコーピスによって滅ぼされたギャシー星人の守護怪獣?です。ギャシー星人は、サイパンの海にブループラネットという海底都市を作っており、その代表格である少女シャウと青年ジーンは、レイジャと合体して戦います。真面目に書いてるのがアホくさくなってきた・・

スコーピスはレギオン丸出しの造型で、レイジャはなんとなくスリムなガメラですけど、なかなか良く出来ていました。
大きさそのものが違うし、数も全然違うから相手になるわけもなく、青年ジーンのレイジャは、シャウをかばった挙句、包囲されて殺されてしまう。チームEYES(まー怪獣保護部隊とゆーかウルトラ警備隊みたいなもん?)も参加しますが、善戦虚しく、やっぱりやられちゃう。杉浦某演じる春野ムサシは、TVシリーズでコスモスと分離したらしく、コスモスは地球にいませんので、変身しようとしても来てくれないんだな。

危うし!レイジャ&シャウ。
このシャウという異星の少女は、ムサシくんに淡い恋心を抱きながら、サイパンの海岸で見た結婚式のシャンパンシャワーを一人演じてみる孤独な少女、という設定でございまして、そーいう描写があるからハラハラドキドキしちゃうわけね。それだけに満を持したコスモス登場シーンはメチャクチャかっこいい!みんな大喜び!おぢさんも興奮だーっ。コスモース、待ってたぞっ!

ここから先は段々情けなくなって行くので書きませんが、サイパン&北九州ロケはとっても良かったです。怪獣映画には南国の海が良く似合います。俳優さんはTVシリーズの面々ですし、誰一人、劇場のスクリーンでは見たくもない奴らなんですが、まあしょうがないですわね。

シャウという少女役は斉藤麻衣ちゃんという14才の女の子です。まあ演技はしっかりしてるかなあ。speedのHITOEが少女だった頃に似ているよーな気がした。ジーン役の青年は狩人弟が若かった頃に似ているよーな気がした。ついでに杉浦某はサッカーの城選手に似ているよーな気がした。

スコーピス軍団壊滅で終わってくれたら爽やかな映画だったかも。
最後に変なサービス精神を発揮したのが命取りだったな、と感じたけれど、登場人物たちに思い入れがあってシャウちゃんに萌えることが出来るなら、そーいう部分も甘受出来るのかもしれないですね。

元は同じ東宝怪獣と円谷プロですが、片や方向を見失い片や思いっきり子供向けになっちゃったわけだ。おぢさまは過去へ向うしか無いのかねえ。

そうそう。チームEYESのメット、ダサすぎです。嶋大輔にあれを被せるのはやめて欲しかった。存在自体に爆笑。オイシすぎるっ!

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「怪獣総進撃」(1968)

後のチャンピオン祭りで「ゴジラ電撃大作戦」として短縮版が上映されました、そのオリジナル。テレビで放映されたものを部分的に見たような気もするのですが、最初から最後まで通して見たのは初めてだ。

怪獣総進撃マーチも高らかに、月ロケットSY-3号がピアノ線で吊り上がって行きますっ!丸見えですっ!あっ揺れてますっ、バランスが悪いのでしょーかっウィンチの油が切れてるのでしょうかっ!あっ!もう月面基地だっ!速いっ!SY-3号速いっ!

てなオープニングから始まるこの映画、主役は月ロケット「ムーンライトSY-3」と久保明です。
月へ行ったかと思えば、地球の危機にとって返し、大気圏内を縦横無尽に飛び回る。全編、大活躍だーっ。

怪獣たちは小笠原怪獣ランドでコントロールされて生活しています。ジュラシックパークみたいな見世物ではありませんっ。学術的な目的があるよーにも見えませんっ。ただ集められて住んでいますっ。餌は豊富な魚っ。

ところがキラアク星人が小笠原怪獣ランドの職員たちをコントロールしてまったーっ。怪獣をコントロールする職員をコントロールするとわっ!恐るべしキラアク星人っ!あっキラアク星人が怪獣たちもコントロールしてまったぞっ!どうする久保明っ!SY-3号発進だっ!なんだとっ!伊豆の火山地脈でキラアクが独立国家ぁ?ゆるさーんっ!いけ久保明っ地底基地を叩き潰せっ!うわーゴジラにやられちゃったーっ!こうなったら月の本拠地を叩き潰すんだ久保明っ!飛べっSY-3!「帰ることなんか考えるなっ!」熱いぜ久保明っ!あっ炎攻撃だっ!ますます熱いぜ久保明っ!熱い熱線で焼き切れ久保明っ!あっケーブルが焼けてるぞ久保明っ!やたーっ!コントロール装置を焼き切った!熱かったな久保明!戻れ久保明っ!今度は伊豆だSY−3っ!速いっ!月にいたのにもう伊豆だっ!

とゆー話でした。以上。(ばきぼきっ)

小林多岐子さんはやっぱり綺麗でした。久保明が襲うシーンでは、いや襲ってないけど、なんか手篭めにしてる感じ、いやコントロール装置を外してるんですけどやっぱり襲ってるよーにしか、いや、逃げる小林さんを抱きすくめて、いや、あっ!失神・・・、ま、まいっか・・。

愛京子さん以下、キラアク星人(なぜか全員女性姿)のコスチュームは今一歩です。どうせなら宇津井健のスーパージャイアンツとゆーか、とんねるずのもじもじくんとゆーか、体のラインを出して欲しかった。愛京子さん、お色気ムンムンだ。

本多監督復帰、伊福部音楽復帰、オールスター怪獣で、打ち止めになるはずのゴジラシリーズでしたが、なんだか久保明ワールドに突入してしまった。特技監督は円谷英二の愛弟子、有川貞昌です。脚本は陽の関沢、陰の馬渕でお馴染みの(今勝手に名づけました)馬渕薫さんです。怪獣たちが人間のために戦ってくれる理由はコントロールしているから。合理的ですね。終わったら怪獣ランドへ帰ります。なんだか全編に渡って、クールなようで熱く、合理的なようで間が抜けている不思議な映画です。国際秘密警察もお揃いのジャケットで応援に駆けつけました。一度も役に立たなかったけど。

なんでこんなに久保明なんだろう。この映画、かなりバカだ。異文化コミュニケーションも地球侵略も久保明が一人で叩き潰したっ。世界のヒーロー久保明。え?11大怪獣?そんなの出てましたっけ?

結局、この後もゴジラ映画は続きましたね。本年はゴジラ50周年。年末の怪獣オールスターで打ち止めのはずですが、歴史は繰り返す、かも?それはともかく久保明は是非出してくれ。

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ゲゾラ・ガニメ・カメーバ南海の大怪獣」(1970)

出演者がすごーいっ! イケイケ熱いぜ!久保明、X星人土屋嘉男、ウルトラQ佐原健二(ヒゲヅラ色眼鏡ヴァージョン)に、南海の美女小林多岐子!本多監督で伊福部メロディーも新境地だっ!これで面白くないはずが・・・無い・・んですけど・・。

何回見ても途中で寝ちゃう。南海の孤島が舞台=低予算なわけですけど(ミニチュアの作製費が安いから)、シナリオが30分番組程度の内容なのね。ウルトラQの1本みたいな。土屋嘉男も、生物学者には見えないが、真面目に(いや他の映画が不真面目なわけじゃないですけど)演技してるし、見どころが無いです。造型がどーのと言われても、イカ、カニ、カメ、佐原健二が順番にとりつかれたって・・ねえ。

本多監督は、この作品の後、しばらくTVをやって、「メカゴジラの逆襲」で復帰。その後は盟友黒沢明の補佐として「影武者」以降の作品と関わって行きます。二大天皇、円谷・黒沢と共に東宝を支えてきた男ですら、この本じゃどーにもならなかったか。

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「007は二度死ぬ」(1967)

007シリーズ第五弾。
ワンダーランド、フジヤマゲイシャエキゾチック・ジャパーンで繰り広げられる脅威のおもちゃ箱。
タイガー田中(丹波哲郎)率いるニンジャ軍団「国際秘密警察」が、スペクターの企む米ソ核戦争危機から世界を救います。

ジェームズときたら、ジャパニーズ・ガールのキュートなお色気にメロメロ。さかりのついた犬のよーにヤマトナデシコを追い回すばかりで、なんの役にもたっちゃいません。丹波哲郎(若い!)が全てを仕切っています。マジかっこいーっ!

そんな秘密警察もうっかりだ。阿蘇山にスペクターの巨大基地が出来てて、宇宙ロケットが自由に発着してるなんて。こりゃ失敗!

前半は若林映子演じるアキが、献身的な努力と愛情でボンドをサポート。艶やかな和服姿も披露されました。後半は、不思議なニポンジンと化したボンドを、浜美枝演じるキャッシー鈴木がほぼビキニ姿オンリーでサポートします。浜さんは神前結婚式までご披露されました。

不思議の国ニポン、男性天国ニポンにすっかり腑抜けたショーン・コネリーは単なるボンクラ。なにしに来たんだあんた。これがダブルオーナンバーを持つ男なのか?と自分でも思ったのか、最後のジェームズ・ボンド役となりました。

ボンドは活躍しませんが、とにかく痛快!めちゃめちゃ面白いです!
瀬戸内を挟んで阿蘇山があったり、いきなり人力車やスモウが出てきたりしますけど、気にしない気にしない。ほんと楽しい映画です。
瀬戸内でのニポンジン描写はなんだか作り物と思えない迫力があるし、ボンドガールお二人の魅力は際立っています。アキの運転するオープンカー、トヨタ2000GTもかっこいーぞ!

ナンシー・シナトラの歌う「You Only Live Twice」が、聞いたことはあるのかもしれませんが、懐かしい感じです。録音のされ方が懐かしさを誘うのかもしれません。007映画のタイトル曲とボンドガールが毎回話題になった時代でしたね。

今見ると、逆に新鮮な驚きを与えてくれる映画だと思います。

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「修羅雪姫」(2001)

小池一夫画・上村一夫原作の「修羅雪姫」を映画化したのが、藤田敏八監督・梶芽衣子主演の「修羅雪姫」(1973)。この映画に影響されたのがクエンティン・タランティーノ監督・ユマ・サーマン主演の「キル・ビル」(2003)。

こちらは'73年版のリメイクになります。
どこがリメイクなの?タイトルだけ借りたかったのでしょうか。

架空の近未来世界、500年鎖国を続ける架空の国で展開する、暗殺集団「建御雷(たけみかづち)家一族」と、その刺客でありながら、真実を知り、母の復讐を果たすべく、一族に刃を向ける雪(釈由美子)の物語。

香港の天才アクションスター、ドニー・イェンが武術指導した殺陣と格闘シーンが冒頭から凄すぎ!
寄り引き煽りのカットワークと超スピードで展開するアクションに開いた口が塞がりません。近未来風の刀で斬って斬って斬りまくる。釈さん、これが映画初主演、初アクションとは思えない健闘ぶりです。クールに大熱演だ。もちろんスタントが入る(半端なアクションじゃない)のですが、かなりの部分をご自分でこなしています。チラリと覗く腹筋にも努力の成果が現れていますね。

映画初主演で、これだけの演技と殺陣がこなせるアイドルていますか?え?上戸彩?うーん・・

釈さんはグラビア出身だし、TVじゃボケキャラだったのでギャップありすぎです。先に「ゴジラVSメカゴジラ」を見て、DVDのコメンタリーも聞いていたので、ある程度予想はしていたのですが。(修羅雪姫を見た手塚監督がGvsMGのヒロインに決定。結局メカゴジラて修羅雪姫が乗るエヴァだったのだろーな、手塚の妄想の中では)

中盤、初めて感情を知るというか愛情が芽生えるあたり、ダレ気味です。映画の完成度としてはイマイチかもしれません。もっとリズムに乗った作りが出来ると思うし、復讐という感情が陰に篭ってスカッとしない。ラストもイヤだし二流映画の終わり方だと思います。せっかく近未来の風景に平成ガメラシリーズの樋口監督を迎えたのですから、設定は活かして欲しかったとも思いますね。いつの時代だろうが鎖国していようがいまいが、この映画には無意味だ。他の部分に比してドラマ部分のシナリオと演出が悪すぎる。

とはいえ、釈さんだけでなく、首領白雷(嶋田久作)、同族の女剣士(長曾我部蓉子)等、建御雷のみなさんの殺陣とアクションは大健闘でした。

ストーリーのマズさにシラけるか、その他の部分にシビれるか、評価は分かれると思います。
あたしゃ釈萌えだからOKさ。写真集を見て抜擢したという佐藤監督に感謝!あんたはエライ!

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「マタンゴ」(1963)

マタンゴ。娘。(違)

マタンゴです。物凄く久々に見ました。
ウィリアム・ホープ・ホジスン「闇の声」をベースに、作家・星新一、SFマガジン編集長・福島正実がアイデアを出し(どれくらい関わったか知りません)、「空の大怪獣ラドン」や「妖星ゴラス」などの木村武が脚本をまとめた無人島ホラーです。

青年実業家・土屋嘉男のヨットで、スキッパー・小泉博、クルー・佐原健二(この人は悪役をやる時、色眼鏡を掛ける)、ナイトクラブ歌手・水野久美、作家・太刀川寛、大学助教授・久保明、学生・八代美紀の7人がクルージング。

タイトルバックに流れる軽快な音楽が楽しいですね。水野久美さんがウクレレでハミングしたり、見ているほうも、なんだか浮かれます。
お約束で、夜には凄い嵐に遭遇し、漂流しちゃうわけですが。

この7人は、小泉博、佐原健二の二人が土屋嘉男の会社の従業員、その他はナイトクラブで会う友人。あまり親しくもなさそーなところがミソですね。
船上から既に7人の人間関係、上下関係がハッキリしていて、土屋嘉男、太刀川寛、水野久美の三人は都会でないと生きられない人、八代美紀(誰?)は女学生らしくキャラが立ってないとゆーか遠慮がちでなんだか分らん、佐原健二は粗野で利己的なヤツ。まともそうなのは久保明と小泉博しかいないことが分ります。その小泉博は、友人と言いながら内心自分を使用人と見下している土屋嘉男に暗い怒りを抱いており、久保明と八代美紀は先生と教え子以上の関係だ。

7人は流れ着いた無人島で食料が尽き、飢餓状態に陥って行くわけですが、キチンと人間関係が描かれているので、それぞれの行動に納得が行き、緊張感が増すのですね。無人島の不気味な景観も見事ですし、人が住んでいた跡が見つかったり、漂流船が打ち上げられていたりと、描写も丁寧です。漂流船の探索はドキドキしますよ。

食料は無い。島で見つかるのは、わずかな山芋とウミガメの卵だけ。漂流船に残された缶詰は少量。ヨットは壊れ、自分たちはどこにいるのかも分っていない。決して日本から近くは無い。

しかし、島には豊富なキノコがあるのです。でも漂流船の記録では、麻薬のように作用するキノコであるらしい。絶対に食べてはいけないと書かれているし、第一、漂流船の人々は食料を残したまま、どこへ消えたのか?
そのうち、夜になるとなにかが船内をうろつくようになり・・

あなたならキノコ、食べますか?
極限の飢餓状態と絶望的な状況に陥ると、人はこうなるという悪夢が続いて行きます。

若干、子供向けかな?と思う場面も(特にマタンゴ関連で)ありますが、大変良く出来たサスペンスホラーですね。

でもって、ラストの「振り返り」。きゃ〜!!

当時の予告編がおまけにあって、ナレーターが「吸血マタンゴ」て言ってるけど、なんのことだろう。そーいう予定だったのかしらん?

今ですと「マジック・マッシュルームの幻影」で終わっちゃいそーな話ですよね。無人島でマタンゴになったほーが良かったのか、帰ってきて精神病棟に入れられたほうが良かったのか。わたしゃどーせ真っ先に食っちゃうと思うから、怖くないもんねー。小泉博にはやられたな。

子供の頃TVで見た記憶しか無いのですが、なぜか久保明と八代美紀はもっとエッチなことをしていたと思い込んでいました。今回見たところ、実際はキスしかしてないのでビックリ。確かにあの状況じゃフリチンでマタンゴと戦わなきゃいけなくなるね。

人間は極限状況に置かれると種の延命のためエッチするのでわないのか! ちっ。

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「エレキの若大将」(1965)

名前しか知らなかったこのシリーズですが、怪獣、クレイジーキャッツと共に東宝の60年代を支えてきた若大将、一度は見てみたいと思いました。こんな時、代表作と呼ばれるような作品があると便利ですね。それから見ればいい。

てことで、シリーズ最高傑作と呼ばれている「エレキの若大将」です。
なんと封切り当時の併映が「怪獣大戦争」ですと!

まあその、ストーリーは一応あるんですけど、どーでもいいや。(笑) 京南大学アメフト部キャプテン「若大将」田沼雄一が、「青大将」石山新次郎の運転で事故を起こし、その罪を肩代わり。治療費を稼ぐため「勝ち抜きエレキ合戦」の賞金10万円を目指す。ところが今度は実家が倒産し、プロのバンドに入って実家のすきやき屋「田能久」を救うというおはなし。事故の被害者がマドンナ澄子(星由里子)さんです。

若大将・加山雄三が若くてかっこいい!ちょっと長島一茂に似ているよーな気もするし飄々としてる感じが大根っぽいけれど、それが持ち味なんだと分ると、かえって清々しく思えるから不思議です。反対に、田中邦衛は今とほとんど変わらないのでビックリする。青大将というニックネームには笑いますね。

映画の中へエレキギター(なんて呼び方も今はしませんが)を取り入れたのは、これが最初なのでしょうか。
1965年という年は、ベンチャーズが来日した年で、世の中エレキブームの真っ只中。バンドブームの先駆けですわね。翌66年にはビートルズも来日、エレキブームも最高潮を迎えるわけです。

そんな中にあって、加山雄三はソバ屋のタカシ(寺内タケシ)、青大将(田中邦衛)、大学のアメフト部員仁科(二瓶正也)、井沢(黒沢年男)らと共に、TVの「勝ち抜きエレキ合戦」に出場、見事優勝します。なじぇか内田裕也が独創的な司会をしていた。

それはまあ映画の中の話なのですが、実際、加山雄三とザ・ランチャーズは、映画の中でも演奏される「ブラック・サンド・ビーチ」や「ヴァイオレット・スカイ」、「夜空の星」を始め、以後も次々と大ヒット曲を生み出して行きます。

テケテケいうベンチャーズっぽい感じは丸出しですが、正直、楽曲もテクニックもベンチャーズ並じゃありませんこと?(映画じゃ寺内タケシがリードやってるし) この時代にこれほど垢抜けた曲が作れるのって偉大な才能以外の何物でも無いでしょう。ベンチャーズもカバー曲を出しているほどだし、加山雄三を映画俳優ではなくミュージシャンだと思っていた、という話さえあるほどです。

ベンチャーズて、高校の時、なぜかアコースティックギターでボトムラインとかコピーするのが流行ったなあとか懐かしい思ひ出が・・

でもって、星由里子さんとデュエットで歌われる「君といつまでも」。
いやあ、凄いわあ。歌謡映画だ。ニコニコ笑って見ていられる。60年代の日本映画って、明るさとパワーがあってとっても楽しいです。

そもそもランチャーズ誕生も、パーティで二瓶正也(イデ隊員!)らとバンドを組んだのがきっかけといいますし、「君といつまでも」は、所属する渡辺プロの社長に頼まれて即興で作ったといいますが、加山さんの曲て、いつもその場で出来るイメージがあります。

容姿端麗、スポーツ万能、血統も良く、音楽の才能に溢れ、俳優もこなす。ボクシング、アメフト、スキー、ヨットにエレキ。加山雄三さんは、まさに60年代の若大将そのもの。みんな憧れたんだろうなあ。そういえばこの頃の学生て、アルバイトでバンドに入って地方巡業とかしてませんでした?(たまたま知り合いがそういう人だったのかしらん)

映画の出来としては大したものじゃないといいますか普通です。なんといっても歌と演奏が楽しくていいですね。映画の中で新曲発表していくなんて凄いぞ。パラレルかつヴァーチャルではあるけれど、歌の出来る場面に観客も立ち会うわけです。封切40年後に、こうして立ち会ったわけですが、今でも新鮮でした。

「君といつまでも」は300万枚を売上げ、映画も大ヒット。若大将シリーズの転機となった作品でございます。

まあ、難点があるとすれば、若大将が大学生にゃ見えないことだな。青大将なんかおっさんだ。しかも「父さん」田中邦衛がエレキギターだぜぇ!ワッハッハ!

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「アルプスの若大将」(1966)

いきなり、マッターホルンを滑降する若大将。さすが国体に出ただけあります。
このシリーズは、毎回スポーツも設定もリセットするみたいで、部員も変わるんですね。マネージャーの江口だけは一緒。マドンナ澄子さんの職業も変わって(星由里子さんが澄子という役を演じるけど毎回出会いがある)、今回はパンナメリカン航空のスッチーです。

スイス、イタリアと海外ロケですが、すぐに日本に戻る。やっぱ田能久と京南大学が舞台じゃないとね。お父さん有島一郎、おばあさん飯田蝶子、妹中真千子のレギュラー陣に加え、イーデス・ハンソンさんも登場。当時のスキープレイヤーがたくさん出てきますし、澄子さんのアッシー青大将も健在です。歌の場面も無理なくインサートされている。ゲストとして若林映子さんも登場します。顔見世かと思ったら結構出番もあったのね。

でもなあ。苗場の全日本スキー学生選手権が延々続いてつまんない。いくらなんでも長すぎるだろー。若大将はともかく、回転、ジャンプ、滑降と三種目も誰だかわかんないやつの競技見せられたら早送りしちゃいますわな。

無意味な海外ロケ、後半のやたら長いスキートライアルがバランス悪すぎて、映画としては全然ダメだよ。歌、特に苗場でブルージーンズを従えてのパーティ演奏は良かったです。

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「ゼイラム2」(1994)

お笑いまんが道場の二代目お絵かきお姉さんでもある森山祐子さん。この映画は森山さん演じるイリアに尽きます。
蛍雪次郎さんの存在を知ったのは前作「ゼイラム(1992)」からですが、まーそーゆーことも忘れて。ひたすら祐子さんのアクションだけ見ればいーだろーとゆう。そんな映画です。(ばきっ)
雨宮慶太監督の演出と和風な(というよりオリエンタルな)デザインは好き嫌いが分かれるでしょうし、ドラマ部門のテンポとかいろいろあるでしょうが、この映画が森山祐子さんの代表作であることに間違いは無く、わたしとしては、それだけでOKです。

ゼイラムは雛人形の顔をしたヘビのような生物で、イリアはバウンティハンター。今回のゼイラムはロボットの体にあって、前作のようにいろいろと形を変えたりはしません。が、見どころは戦うお絵かきおねーさん。前作ではちょいおぼこかったですが、綺麗になりました。(お色気アクション映画ではありませんのでお間違えないよう)

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「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE」(2003)

タイトル長すぎるんじゃボケ。ウルトラマンコスモス劇場映画第三弾。ファイナルムービーです。

今回の敵は「宇宙正義」。巨大空母と宇宙船が大量に攻めてきて、35時間後に全ての生命をリセットすると宣言するわけね。理由は、2000年後の人類は宇宙にとって有害な存在になるから。いんねんつけられとる以外のなにものでもありまへんな。

これが機械化船団でございまして、機械が判断してその星の生命を絶滅させるのか、どこかに指示するやつらがいるのか分りません。昔小説にあった「バーサーカーシリーズ」みたいなもんだわね。で、その判断基準が「宇宙正義」なのでございます。

正義なんて振りかざすヤツはロクなもんじゃねーわけで。早い話、子供版「インディペンデンス・デイ」ですな。

その尖兵として現れるのが、2体のロボットと「ウルトラマンジャスティス」。
劇場第二作「ブループラネット」で地球にやって来たジャスティスですが、話は前作から続いています。前作で倒した敵の親分「サンドロス」、実は以前、宇宙正義によってリセットされそうになったのを自分が助けてしまった種族なのです。そのため多くの犠牲が生まれたわけで、やはり「宇宙正義」は正しかった。地球に肩入れしているコスモスに、リセットの邪魔はさせない、とゆーお考えのよーでございます。

ロボットとの共闘で、首尾よくコスモスのカラータイマーは停止。コスモスと一体化したムサシくん共々消滅しちゃう。
地球消滅まで地球時間で35時間。ジャスティスはなぜコスモスが人類に肩入れするのか確かめるべく、人間体であちこちうろつき、ロボットは破壊を続けるのですが、ジャスティス人間体はなんと女の子。吹石一恵さんという人は初めて見ましたが、宇多田ヒカルに似ていて、格好はラーメン屋の若大将いまどき風です。神秘のかけらも無いとゆーか、人間に変身できるんなら他のもんにも変身出来るのかい?

地球存亡の危機に、リドリアス始め、地球怪獣たちが結集し、ロボットに向います。
新生アイズも共に戦い、旧チームアイズの面々やチャイルドバルタン、「ブループラネット」のシャウちゃん&ジーンくん、ムサシおかーさん(高橋ひとみ)らは、ムサシを呼び戻すべく、ムサシが少年時代、コスモスに出会った思い出の公園を捜索。世界各国は大気圏外の母船や、上空の戦艦にミサイルの一斉攻撃を放ちます。そして、子犬を瓦礫の下から救い出そうとする少女、絶望的な戦いを繰り広げる地球怪獣とEYESに心を動かされたジャスティスは・・

まさにファイナルバトル。総力戦ですね。
いくらでも面白くなる話なのに、全然面白くない。

なんで面白くないって、演出家と脚本家がバカだからだ。
無意味な合体や、到底不可能な変形はやめろよ。二体のロボットが合体して光ってバーンで全然違うロボットになりました。戦艦が巨大ロボットになりました。極めつけは、二人のウルトラマン。突然合体し伝説の戦士「ウルトラマンレジェンド」に変身っ!

子供向けだって、限度ちゅうもんがあろー。合体しすぎだ。
「この場面ちょっとインパクト足りないなー」「おっし、合体させちゃいましょーよ」「おお、合体で新ウルトラマンに変身か」「おもちゃも三種類出せますからね。うひひ」
そんな会話があったかどーかは知りませんが、死ね、バカ。
この想像力のかけらも無い「合体」てやつは、子供向け映画の免罪符みたいに使われていて、実に情けない逃げ方だと思います。クリエイターなら、こけおどしの合体・変形で驚かすのはやめて、展開と想像力で勝負しろよ。

でもって、地上のみなさんは、「思い」を念波にして、異次元からコスモスとムサシを呼び戻すのだった。宗教団体かね。その後は、大気圏の戦いを、地上で見ながら応援するのである。超能力集団かね。目線が100mくらい先のとこだぞ。

ウルトラマンが大気圏で燃えながら戦うなんて、映像としては素晴らしいし、あちこち良い場面があるのに、寒い脚本のおかげで台無し。 もったいないよね。三作目のファイナルなのに、ムサシおとーさん(赤井秀和)は今回だけ出番なし。これも残念。

大体、コスモスは一人で行動出来るのに、なんで春野ムサシを合体させてあげるわけ?合体てなに?コスモスのキーワードなの?だからウルトラ○○○スモス・・。寒いのは俺?阿蘇国際ホテル。(すみません)

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「あずみ」(2003)

2時間22分て長すぎるんじゃボケ。30分は短く出来るだろー。
小山ゆうの原作は全く知らないので、脳内補完出来ず、補完出来るほど原作に忠実なのかどうかも分りません。

とにかく脚本が悪い。展開がダラダラ眠い。殺陣の間も悪い。俳優も、売り出し中の若手を集めて爽やかさを演出するには構わんが、壮絶な内容とチグハグすぎてミスキャストでしょう。木更津キャッツアイとウォーターボーイズとエースをねらえが仲間同士で斬り合って、その後、幸薄い青春ドラマするもんだから、全然感情移入出来んつーか、どうしていーか分らん。仲間を斬って青春ドラマしたらいかんだろー。いいのかな。(笑) 原田芳雄も使われ方が悪いとしかいいようがなく、見せ場が無かった。さして強くもなく往生際の悪いぢぢいのまま終わった。

正直、遠藤憲一とかオダギリジョーとか、時代劇としてはイレギュラーな、存在も言葉遣いも反則に近い敵キャラが出てくるまで、イマイチ乗り切れなかったです。オダギリジョーは良かったね。妖艶さと狂気に満ちた演技で、成田三樹夫かと思うくらい良かった。ステロタイプかもしれませんが、あーいう演技の出来る人、いないもんねえ。

最近、修羅雪姫とか座頭市とか、新しい殺陣物を続けて見ているわけですが、この映画も殺陣自体は悪くないんですよ。
でも、なんか間が悪いんですよね。テンポ、スピード、CG、カット割り、早回し、全部がから回りしている。その原因を上戸さんに押しつけたくないです。女の子の暗殺者に、力技の受け太刀ばっかやらせるほーが変じゃない?あずみは「遅いけど怪力」て設定なの?

さて。やはり自分的に比べてしまうのが、釈由美子さんと上戸彩さん。二人のアイドルです。
「修羅雪姫」と「あずみ」。軍配はどちらに?

甲乙つけたくないと言いますか、お二人ともアイドルでありながら、初主演映画で刀を振り回す主人公に抜擢され、良く頑張ったと思います。
アクション指導が良かったのか、速さ、型、リアルさ、太刀捌き、全てで断然釈さんが上です。上戸さんは、いかにも刀が重そうでした。でも、こんなことを書いてはいけないのかもしれませんが、シェイプされた釈さんに比べ、上戸さんの太ももは、やっぱ萌えますよね。あれで構えに腰が入ってどっしりすれば、見栄えのする太刀捌きが出来るのではないでしょうか。脇も締めてね。可能性は大いに感じました。

「き〜さ〜ま〜」で一気に脱力するとは思いますが、アイドルでここまで潜在能力を感じさせる人はいません。

昔のアイドルじゃ到底出来ないよーなことをやってるわけで、今のアイドルは歌もうまいし踊れるし演技も出来てアクションも出来る。進化してますよね。キミが17歳の時、ルックス以前の問題として、カメラの前で殺陣と演技、全部覚えて出来たかえ?わたしゃ出来なかったと思います。

釈さんに対する「よくここまで」とゆーコメントに対し、上戸さんへは「頑張った」とゆーコメントを差し上げたいです。
この差は無限大に大きいですが、立ち回りということに関してだけですから。上戸さんでなければ世界中のあちこちで上映されたりはしなかったかもしれないし、俳優としての評価に上下はナシでしょう。弁護しておくと、上戸さん、ほとんどスタント入ってねーですよ。ビックリするでしょ?


2005年春の公開で、「あずみ2」の制作が始まっています。続編の監督は金子修介。
ロリ野郎金子のストライクゾーンには、内角高めくらいで入っていると思いますから、多分上戸彩の代表作になるでしょう。ど真ん中でも外れてても全然ダメですからね、金子の場合。世界公開だそうです。


今作の監督、北村龍平ですが、年末のゴジラ50周年映画の監督でもあり、多少注目して見ました。
脚本がひどい上、少年たちのキャスティングに?で、あずみの200人斬りだかが、上戸さんにはツライわけですから、どこまで割り引いて評価すりゃいーのか分らん。グルグル回るカメラワークなんか鬱陶しいだけだし。正直、世界から注目されるほどには思えませんでした。
他の映画を見てないから迂闊な評価は出来ないにしろ、「あずみ」に関して言えば、編集とかいろいろあるので間の悪さ、テンポの悪さを除いたとしても、アクション部分はまあまあ、ドラマ部門は・・かなりダメ。感覚が古臭い。センス悪い。

こんな感じでゴジラ撮っても、よほど本の出来が良くない限り、ドラマ部分に関しては全く期待出来ないでしょう。


上戸彩は、今と比べると多少おぼこいというか垢抜けていない感じですけど、とっても頑張ってました。岡本綾さんも可愛くて、ふたりのあやを見るつもりで鑑賞しませう。「あずみ」ファンにはどうなんでしょうか?


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