現在の義経さんを一見すると南方系の不法労働者にしか見えませんが、その容姿とは裏腹に、実は義経さんは英語仏語独語ポルトガル語を自在に操り世界中を飛び回っているエリートです。

 義経さんは、大学の途中まで本気で宇宙飛行士をめざしていました。
彼が無能呼ばわりして足蹴にし、こき使っていた後輩が、後に立派なアストロノーツとなってスペースシャトルに乗った話はあまりにも有名です。(ごく一部でだけですが)
いかに義経さんが宇宙飛行士という職業に近い位置にいたのかおわかりになると思います。

 この「義経くんと溶けたバナナの謎」は、彼が宇宙飛行士を志すきっかけになった原体験とも言うべき話です。お伝えするにあたって、どのようなタイトルにすれば良いか悩んだのですが、全ての原因となった「溶けたバナナ」を題名に持ってくることで、バナナが引き起こした驚愕の展開は伏せておこうと考えました。バナナが潰れ溶けていた謎は、既に「2−1」で解明済みですよね。

 ただ、義経さん自身、記憶のとんでいる個所も多く、なにより書き手がわたしですから、相応のフィクションを含んでいることはご承知下さい。


 仮に宇宙開発事業団に採用されていたとしても、義経さんの場合、宇宙飛行士に選ばれるための条件、「知力・体力・精神力に優れた人材」のうち、精神力についてはどうかと思うのですが・・。


 それでは引き続き、本編をお楽しみ下さいませ。